英語の参考書を開いたとき、ふと目に留まるsomeとsome ofの文字に手が止まった経験はありませんか。
辞書を引いても小難しい文法用語ばかりが並んでいて、結局どちらを使えばいいのか分からなくなってしまいます。
特に、ofのうしろにtheをつけるべきなのか、それとも省略していいのか、考えれば考えるほど頭の中がこんがらがってしまいます。
someとsome ofの違いとは?基本のイメージを簡単解説
この2つの表現を使い分けるポイントは、頭の中で描いている対象が全体なのか、それとも特定のグループなのかという点にあります。
難しく考える必要はまったくなく、虫眼鏡でピントを合わせているかどうかをイメージすると分かりやすくなります。
「いくつかの何か」か「特定の中のいくつか」か
someは、世間一般にあるぼんやりとしたいくつかのものを指すときに使います。
一方でsome ofは、すでに決められた特定の範囲の中からいくつかを選び出すときに使います。
・some children:世の中のどこかにいる子どもたちのうち、何人か(一般的な話)
・some of the children:その教室にいる子どもたちのうち、何人か(特定のグループの話)
このように、対象がぼんやりしているか、それともはっきりと目に見える範囲に絞られているかという違いがあります。
この感覚を掴むだけで、英文を作るときの迷いは一気に減っていきます。
なぜsome ofのうしろにはtheが必要なのか
多くの人を悩ませるのが、some ofのうしろにくっつくtheの存在です。
学校のテストなどでも、このtheが抜けているだけでバツを食らってしまった記憶があるかもしれません。
theがあることで範囲がパッと限定される仕組み
英語のofという言葉には、何かの一部を切り取るニュアンスが含まれています。
一部を切り取るためには、大元となる全体がはっきり特定されていなければ不自然になります。
そのため、聞き手と話し手の双方が「あのグループのことね」と分かるように、theやthese、myといった特定の言葉を添える決まりがあります。
もしsome of childrenとtheを抜いてしまうと、切り取る元となる集団がどこを指しているのか分からなくなり、英語を聞く人は頭の中にモヤモヤを抱えることになります。
つまり、ofを入れるなら、うしろの仲間たちをtheなどでしっかりと束ねてあげる必要があるのです。
実践の場で迷わない!一瞬で見分けるための判断基準
実際の会話やペーパーテストの場面で、どちらを使うべきか瞬時に見分けるための目安を用意しました。
迷ったときは、自分が話そうとしている名詞の前にtheや所有格(myやhisなど)がついているかどうかに注目します。
一般的な話か、それとも目の前の具体的な話か
主語や目的語に置きたい言葉が、ただの名詞なのか、それとも特定されている名詞なのかを以下の表で整理してみます。
| 表現パターン | うしろに続く名詞の形 | 具体的な例文 |
|---|---|---|
| some | 名詞がそのまま続く | I bought some books. (本を何冊か買ったよ) |
| some of | the / my / these +名詞 | Some of my friends live in Tokyo. (私の友達のうち何人かは東京に住んでいるよ) |
上の例文のように、単に本を数冊買ったという場面では、特定のグループから選んでいるわけではないのでsomeで十分です。
一方で、私の友達という限られた枠組みから何人かを切り出すときには、some of my friendsという形がぴったりとはまります。
このルールさえ頭の片隅に置いておけば、英文を読んだり書いたりするときに迷う時間は驚くほど少なくなります。
英語を感覚で捉えるために今日からできる最初の一歩
文法の決まりごとをルールとして丸暗記しようとすると、どうしても英語が勉強のように感じられて息が詰まってしまいます。
まずは今日から、身の回りにある英語のテキストや、お気に入りの洋楽の歌詞の中に、some of theという塊が隠れていないか探してみることから始めてみてください。
実際に使われている生きた英語に触れることで、イメージと音のつながりが体にしみ込んでいくのを実感できます。
今回はsomeの使い分けについて触れましたが、これとまったく同じルールで迷いやすい表現が他にもあります。
たとえば、allとall of、あるいはmostとmost ofの違いなども、今回の仕組みを理解していれば驚くほどスムーズに飲み込めるようになります。
その具体的な見分け方のステップについては、こちらの記事で分かりやすく整理して解説しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

