英語で「彼ら」や「それら」と言いたいとき、theyとthoseのどちらを使えばいいのか分からなくなって、頭が真っ白になってしまった経験はありませんか。
文法の参考書を開くと難しい専門用語が並んでいて、読めば読むほど余計にパニックになってしまいますよね。
私も昔、オンライン英会話のレッスン中にこの2つの使い分けで大失敗し、冷や汗をかいた苦い思い出があります。今回は、英語が苦手だった私がたどり着いた、直感的に一瞬で見分けるための超シンプルなコツを丁寧にお届けします。
英語の授業で誰もが迷う「thoseとtheyの違い」とは?
theyはすでに会話に登場した身近なグループを指す
theyという言葉を使うときの頭の中は、すでにその人たちやモノが何であるかを十分に分かっている状態です。
日本語でいう「彼らはね」「それらはさ」と、親しい誰かについて語るような距離の近さがありますね。
前に一度名前が出てきたお友達グループや、さっきまで話していたお気に入りの靴など、聞き手と自分の間で「あのことね」と共通認識があるときに大活躍する言葉です。
thoseは指をさして「あれら」と遠くを示すイメージ
一方でthoseという言葉を使うときは、自分から少し離れた場所にあるものや、目の前にいない人たちを指さす感覚があります。
日本語の「あれら」や「あそこにいる人たち」という言葉にぴったり当てはまりますね。
聞き手に対して「ほら、あそこにあるやつだよ」と、視線や意識を外側に向けさせたいときに使うのがこの言葉の大きな特徴です。
直感的に迷わなくなる使い分けの基準
物理的な距離と心理的な距離で判断する
この2つの言葉をスマートに使い分けるためには、対象との「距離感」をイメージすると非常に分かりやすくなります。
頭の中で整理しやすいように、シンプルな比較表を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
| 特徴 | they(彼らは / それらは) | those(あれらは / あの人たちは) |
|---|---|---|
| 指さし動作 | 指ささない(頭の中ですでに共通認識がある) | 指をさす(遠くの何かを指し示す) |
| 対象との距離 | 心理的にとても近い | 物理的・心理的に少し離れている |
| 文法上の役割 | 代名詞(主語として使う) | 指示代名詞(単独でも、those carsのように名詞の前でも使える) |
このように表で見比べると、全く異なる性質を持っていることがよく分かりますね。
テストや資格試験で頻出する特別なパターン
中学英語の定期テストや英検、TOEICなどの試験では、特定の形がよく狙われます。
それは「those who…」という表現で、「〜する人々」という意味を表す形です。
このパターンではtheyを使うことができないため、問題文の空欄の後ろに「who」が見えたら、迷わずthoseを選ぶのが正解への最短ルートになります。
- 直前に具体的な名詞(例えば、dogs や students)が出てきて、それをそのまま受けるなら they が正解。
- 「あそこにいるあの人たち」と遠くを指す場合や、「those who…」のように後ろから説明がくっつく場合は those が正解。
実践で役立つ具体的な判断プロセス
会話の中で一瞬で判断するステップ
英会話の最中にどちらを使うか迷ったら、自分の手元や頭の中を見てみましょう。
直前まで自分たちが熱心に語り合っていた話題の続きなら、親しみを込めてtheyを選択します。
もし窓の外の景色や、自分とは直接関係のない「一般の人々」について語るなら、視線を遠くに向けてthoseを選ぶのが自然です。
この距離感の感覚さえ身につけてしまえば、文法規則を思い出すために会話を止めてしまうこともなくなりますね。
今日から使える感覚を身につけて英語をもっと楽しもう
最初は難しく感じられた使い分けも、指さしのイメージを思い浮かべるだけで自然と判断できるようになっていきます。
焦って完璧な文法を目指そうとする必要は全くありません。
まずは今日、海外ドラマを観たり英語の短い文章を読んだりするときに、「このtheyはどの近さかな」「このthoseはどこを指しているのかな」と、1回だけ意識して探してみてください。
その小さな発見の積み重ねが、あなたの英語力を一歩ずつ確実なものへと変えていってくれます。
そういえば、同じように距離感のイメージがとても大切になってくる「thisとthat、theseの違い」についても、別の記事でめちゃくちゃ分かりやすく整理しています。
今回の距離感の感覚が頭に残っているうちにそちらも読んでおくと、英語の指示語に対する苦手意識が綺麗さっぱり消えてなくなりますよ。

