陸上100メートル走のわずか10秒に、人生のすべてを捧げた少年たちの熱すぎるドラマを描いた傑作漫画「ひゃくえむ。」。
連載が終わってからもなお、SNSや口コミで熱狂的なファンが増え続けており、ついに待望の新装版が登場しました。
しかし、いざ手に入れようとしたときに「新装版と通常版はいったい何が違うの?」「どっちを選べば本当に満足できるんだろう?」と、本棚の前で腕を組んで悩んでしまうかたも多いはずです。
ひゃくえむの漫画新装版と通常版の違いを徹底比較
新装版と通常版の最も大きな違いは、単行本の「巻数」と「本のサイズ」、そしてファンなら見逃せない「追加要素」にあります。
まずは、どちらを購入するか決めるための具体的なスペックの違いを、一目でわかるように表にまとめました。
| 比較項目 | 通常版(オリジナル) | 新装版(上下巻) |
|---|---|---|
| 巻数 | 全5巻 | 全2巻(上・下巻) |
| 本のサイズ(判型) | 新書判(一般的な少年漫画サイズ) | B6判(一回り大きい青年漫画サイズ) |
| 収録内容 | 本編全43話 | 本編全43話 + 新規描き下ろしおまけ漫画 |
| カバーイラスト | 各巻それぞれのイラスト | 魚豊先生による新規描き下ろしイラスト |
判型の変更と本棚での圧倒的な存在感
通常版はコンパクトで手に取りやすい新書サイズですが、新装版は一回り大きなB6判で刊行されました。
このサイズアップによって、陸上トラックを駆け抜ける選手たちの筋肉の躍動感や、風を切るような筆致の迫力が、何倍にも増して伝わってきます。
表紙のデザインも、作者である魚豊先生の現在の画力で描かれた新規イラストになっており、並べて飾ったときの重厚感が格段に向上しています。
収録話数の再編成と書き下ろしおまけ要素
新装版は全5巻だった物語を「上巻」「下巻」の2冊にギュッと凝縮しています。
ページをめくる手が止まらなくなる本作において、巻をまたぐストレスが少なく、一気に物語の核心まで駆け抜けられる構成は、読書体験として非常に贅沢です。
さらに、新装版の各巻末には、ここでしか読めない数ページの「描き下ろしおまけ漫画」が収録されており、キャラクターたちのその後や舞台裏を少しだけ垣間見ることができます。
実際に手に取ってわかった紙の本と電子書籍のリアルな見え方
本作の魅力を最大限に味わうために、紙の書籍と電子書籍のどちらで読むべきかも、非常に重要なポイントです。
実際に両方の媒体でこの作品を読み比べてみると、表現の見え方に明確な違いがあることに気づきました。
見開きの大ゴマが引き立つ紙の新装版
「ひゃくえむ。」の真骨頂は、何と言っても見開きページに込められた圧倒的な熱量とスピード感です。
紙の新装版では、B6サイズに広がった大画面でこの見開きを両手いっぱいに受け止めることができ、まるでスタジアムの風を感じるかのような錯覚さえ覚えます。
ザラりとした紙の質感にインクが乗ることで、キャラクターたちの焦燥感や執念といった泥臭い感情が、より生々しく指先から伝わってくる感覚があります。
スマホやタブレットで読む電子版の快適さ
一方で、電子書籍版(通常版・新装版ともに配信中)には、いつでもどこでもあの興奮を追体験できるという手軽さがあります。
特にスマートフォンで読む場合、片手でスクロールしながら読めるため、100m走のスピード感とシンクロするように、ノンストップで一気に読み進める快感があります。
ただし、タブレットなどの大きめの画面でないと、見開きの中央部分がどうしても分割されて見えてしまうため、演出の迫力を100%味わうなら、画面サイズに少し工夫が必要です。
ファンの本音から探るどちらを買うべきかの判断基準
SNSやファンの集まるコミュニティを見渡すと、どちらのバージョンを支持するかは、その人の「読書スタイル」によって綺麗に分かれている印象です。
後悔のない選択をしていただくために、それぞれの特徴を踏まえたおすすめのタイプを整理しました。
- 魚豊先生の新規描き下ろしおまけ漫画をどうしても読みたい熱心なファン
- 大画面の紙の本で、魂を揺さぶる見開きの迫力を全身で体感したい人
- 本棚にすっきりと美しく、特別感のある2冊を並べてコレクションしたい人
- 各巻に散りばめられた当時のオリジナルカバーデザインに愛着がある人
- 持ち運びやすさを最優先し、通勤中や外出先でスマートに読みたい人
- すでに電子書籍のプラットフォームにお気に入りのライブラリがある人
物語の熱量をそのままに手元に残すための最初の一歩
ただ走るためだけにすべてを削ぎ落とした彼らの姿は、読んでいる私たちの胸の奥にある何かを激しく揺さぶります。
もしあなたが、あの極限の10秒間に飛び込み、彼らと共に息を切らしたいと願うなら、まずは電子版の無料試し読みで最初の数ページを開いてみてください。
新装版の大きな紙面をめくる贅沢を知るか、それとも手軽に電子版で物語の渦に飛び込むか、あなたが本当に心地よいと感じる方法で、この唯一無二の熱量を受け止めていただければ幸いです。
ちなみに、この物語を極限まで楽しんだあとは、作者である魚豊先生の描く他の衝撃作についても、また違った視点で深く語り合いたくなるはずです。
そんな「次に読むべき極上の漫画たち」について、私の本音のレビューをこちらの記事で熱く語っていますので、よろしければぜひあわせて覗いてみてくださいね。

